明石公園の昆虫

昆虫のパラダイス・奇跡の場所だった明石公園

明石公園では、ふつうにカブトムシが見られました。ペットショップじゃない、野生のカブトムシを駅前で、簡単にみられるところは他にはあるでしょうか?

左の写真はチョウトンボとウチワヤンマ。明石公園は草が生い茂った池、開けた明るい池、落ち葉が堆積した池などさまざまなタイプの池があり、これらのトンボを初めとする様々な昆虫の宝庫でした……

右の写真は、里山を代表するゴマダラチョウを初めとする多くの虫が集まるかけがえのない樹でした……

多様な環境が備わった明石公園は、昆虫のパラダイス・奇跡の場所でした……

多様な生き物が息づく自然

駅前にありながら、どこかの山奥にいったのではと錯覚する深い森があります。
明石公園は大正時代になるまでは御料地だったため、貴重な動植物が守られてきました。

植物-菌-動物(昆虫)は密接な関係にあり、生態系が保たれています。左のヤナギマツタケの生える木は、この都心部でもヤマナメクジが見られる貴重な場所でした……

素晴らしい自然観察のフィールド

同じ木でも、時間によってさまざまなドラマがありました……

自然観察会では、子ともだけじゃなく、おとなも目を輝かせて虫を観察しました……

失われた自然

ところが、このかけがえのない自然が失われてしまいました。

昨年10月の自然観察会では、突然のことに子どもは涙し、大人は唖然となりました。

あの、時間によってさまざまなドラマを見せてくれていた木も、伐採されてしまいました。

明石公園には、30種類の希少種の昆虫が生息していると言われています。
2019年以降、観察数が減少しています。特に樹木が大量に伐採された2021年は激減しています。

明石公園の未来を、市民の力で!

しかし、まだ希望はあります。
明石公園の自然を守り、取り戻し、次の世代の子どもたちにつなごうという市民の運動が始まっています。

さぁ、あなたもご一緒に!!

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