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明石公園の議論に社会的側面からのアプローチを - 市のPTは市民参画条例の理念と手続きを踏まえよ


明石公園の自然を次世代につなぐ会事務局
投稿: 4
(@akashikoenjim)
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結合: 8か月前

 7月18日の「明石公園の未来を考える集い」を主催された皆様の企画および運営の能力のレベルの高さに感服しました。また、市長、講師、県職員、市民団体等とのとのパイプの太さも印象に残りました。

 私も発言させていただきましたが、気がかりな点がありました。

 主催者の主たる目的は、明石公園の豊かな自然を再生するところありました。(環境側面) 講師の最終の目的は、「パークマネージメント」の実施にありまし。(経済側面) しかし、明石公園の社会側面については、まったく言及がありませんでした。

 「明石公園の未来を考える集い」となっていましたが、明石公園の環境側面の未来と経済側面の未来を考える集いのような観がありました。

 ネット・ポジティブ・インパクトでいう、社会側面が抜け落ちていました。

 明石公園の未来を考える場合に欠かせないのは、現在、過去、未来の市街地の公共施設としての明石公園の使命(ミッション)を考えることです。

 この使命(ミッション)を共有することなしに、それぞれの側面、あるいは、具体的な課題や事例を、それぞれの立場で合意形成を図ろうとしても大変だと思います。

 兵庫県の最終目的は、「パークマネージメント」の実施です。間違いありません。明石公園の樹木の伐採は、その前哨戦でしかありません。したがって、兵庫県としては、前哨戦での勝利を明石市に少々譲っても、それは想定の範囲内です。本戦は、「パークマネージメント」です。

 明石公園の未来を考える際に、森(樹木)を見て、山(公園)を見ないという事態は避けるべきです。

 集会の当日、私が「明石公園の立地条件が、播磨中央公園等とは全く異なる中心市街に位置していること」そして「親子連れや子どもたちが、見たり近寄ったりしづらいエリアを明石公園内に設けるのは不適切であること」を発言したのは、この本戦の「パークマネジ―メント」の実現を阻止することが目的です。

 昔、明石公園のお城の西端にレストランがあって、夏は、ビヤガーデンを営業していました。音楽が拡声器から流れていました。また、剛の池の東には、お茶屋風の食事処があって、忘年会等が行われていました。いずれも、所持金を持たない子どもには近寄りがたいエリアでした。幸い、営業が成り立たなくて、現在は存在しません。金沢城は、城内にあった学校を移転させています。姫路城は、城内にあった市役所の事務所を既にすべて撤去しています。

 「パークマネージメント」を導入すれば、都市公園法の特例が適用されて、飲食店舗のための駐輪場を設置することが可能になります。公園内を走行する自転車が確実に増加します。また、看板・広告等の占用が可能になります。飲食店舗用の看板・広告等に限定されることなく、公園内の随所に、看板や広告塔が立ち並ぶ様を見ることになります。

 明石公園は、立地条件が播磨中央公園とは全く異なるのです。兵庫県下で、トップクラスの来場者がある明石公園における看板・広告等の需要は、けた違いに多いのです。赤穂公園とは比較できないのです。講師、県職員、市職員及び市民団体もそのことを理解していません。樹木を守っても、その周囲に、看板が立ち並んでいては景観も雰囲気も台無しです。

 都市の公共空間の価値は、僅かな収益と取引できる代物ではありません。ヨーロッパの都市
であれば、300年も続く都市公園を誠にいじましい議論の対象にすることは考えられません。
議論の景色は、目先の利益(ネベフィット)を追い求め、公共の使命(ミッション)を疎かに
してきたこの30年間の日本経済のようです。

 明石市の明石公園に関するプロジェクトチーム(以下「公園PT」と言います。)は、今後の明石公園の使命(ミッション)について意見を交わし、共有しているのでしょうか。共有する使命(ミッション)を持たない組織(チーム)が成果を挙げることはありません。会社の組織であっても、スポーツの組織であっても同じです。チームがパートとして成り立っても、トータルとして成り立たない場合が結構多いのです。

 明石公園の使命(ミッション)を決めるに当たって、市職員だけで決めるようなことがあってはなりません。明石市自治基本条例及び明石市市民参画条例に違反します。

 明石市の場合は、明石市民が、明石公園の使命(ミッション)をどのように理解してきているのか、また、これからの明石公園の使命(ミッション)として何を望んでいるのか、それを把握する必要があります。

 把握のための調査を実施する場合には、選択肢を設ける必要はありません。自由な記述が適しています。寄せられた自由な記述から市民の総意を把握するのが公園PTの役割です。

 このチームは、精力的にヒヤリングを重ねています。このヒヤリングの中から明石公園の使命(ミッション)を導き出すのは可能です。しかし、それは、明石市自治基本条例および明石市市民参画条例に掲げる市民参画の基本理念を踏まえているとは言えません。

 公園PTは、自らの取り組みと両条例との関係について、おそらく一度も意見交換をしていないと思います。明石市における市民参画が進まない理由がここにも見られます。

 明石公園は、兵庫県が管理する公園です。そして、兵庫県は明石市市民参画条例に定める市民参画手続を準用する意思は全くありません。したがって、明石市独自に今後の明石公園の使命(ミッション)に関する市民意向調査を実施してはどうでしょうか。

 兵庫県のスケジュールに気遣う必要はありません。主戦場は、「パークマネージメント」です。

 以上、私の感想です。

2022年7月19日  明石市太寺  岡本弘志

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